1/24/2012

高校生3人組

 ジュニアカテゴリーで3人の高校生選手が渡欧しています。左から、沢田時選手(高校3年生)、中井路雅選手(2年生)、横山航太選手(1年生)です。沢田選手は昨年、ドイツで開催された世界選手権で、日本人選手最高位となる16位でゴールして話題となりました。

当時の記事
http://www.cyclowired.jp/?q=node/51455


ホーガハイデでのワールドカップは昨年に引き続き2回目の参戦。昨年はトップから約4分遅れの41位でフィニッシュし、悔しさを滲ませましたが、その悔しさが世界選手権での好成績に繋がったのは事実でしょう。沢田選手はMTBクロスカントリーのジュニアカテゴリーでも国内で圧倒的な強さを誇り、今季はチームブリヂストン・アンカーへ移籍し、春からはヨーロッパ遠征が予定されています。

そんな中で迎えた今回のワールドカップ。1年ぶりとなるシクロクロスの国際大会で、スタート前は楽しみで待ちきれない、という様子でした。そして前回は、スタート後の位置取りに戸惑ったと話していましたが、今回は「冷静に周りを見れば、前に上がれるスペースが見えてきました」と話し、いいスタートが切れて、最初の周回は10〜12番手くらいを走ります。後半にかけて順位を少し落とし、最終的には17位でゴールしましたが、「全体的に去年より悪いと思ったところはありませんでした」とレースを振り返りました。

「世界戦の目標順位は1ケタ。1ケタに入る選手はみんな優勝を狙っているので、自分ももちろん優勝を狙って走ります。今回、トップが見える位置で走ることができました。もう少しで追いつける、と思う半面、そこに届かない厳しさも感じました」と話しています。早くコクサイデの砂を走りたい気持ちでいっぱいだそう。楽しみです。



初参戦、53位でレースを終えた中井選手は「初めての国際レースで消極的になってしまった」と振り返りました。横山選手は「雰囲気などが国内レースとはまったく違うと感じました。なんか空回りしている感じで自分のレースができなかった」と彼も悔しさが残る結果に。日本では味わうことができない独特な雰囲気に慣れることも、今回のワールドカップ参戦の大きな目的です。 世界選手権はさらに緊迫、興奮した雰囲気になると思いますが、今回の経験を世界選手権でプラスにしてくれると思います。

「トップ選手は食べているものが違うんじゃないの?」なんて会話が聞こえましたが、若い選手たちの挑戦にも注目したいです。



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