1/16/2012

ワールドカップ、リエヴァン大会











 全8戦で競われるワールドカップの7戦目。フランス、リエヴァン大会に行ってきました。シクロクロスのレースカテゴリーはシンプルです。トップは世界選手権。その下にUCIが主催するワールドカップがあります。そしてUCI認定レースとして、カテゴリー1、カテゴリー2と続き、あとはナショナルレースと、ナショナル選手権です。ベルギーを中心にコアな人気を誇る、スーパープレステージ(http://neo.superprestigecyclocross.com/)やGVAトロフィー(http://sport.be.msn.com/gvatrofee/2011/nl/)はカテゴリー1になり、それぞれシリーズ戦になっています。世界選手権に加え、ワールドカップ、スーパープレステージ、GVAトロフィー、UCIランキングなどが、選手たちがステータスをするタイトルです。

 近年、毎年同じ時期にフランスでのワールドカップは開催されています。去年は遠かったため日本人選手は参加しませんでしたが、一昨年はベルギー国境近く、ルーベ(パリ〜ルーベのゴール地点)のベロドロームが会場だったので参加しています。なので2年ぶりのフランス大会への参加でした。フランス大会は、入場無料にも関わらず、ベルギーやオランダのワールドカップと比較すると、観客は少なく、ホットワインやビールを飲む人が少ないんです。明らかにサーキットの“匂い”が違う。ベルギー独特の観戦文化を改めて感じさせてくれる会場の雰囲気でした。

リエヴァンのサーキットはアップダウンの激しいスピードコース。前日の試走時は穏やかなドライコンディションでしたが、当日の朝は厳しい冷え込みにより、コース全体が霜に覆われました。そのため、朝イチで開催されたジュニアでは凍結によるスリップが頻発。しかし、太陽が昇るにつれて、霜は溶け始め路面を濡らし、正午を境に、路面は浅い泥となりました。

13時半から開催された女子。豊岡選手が1年ぶりとなるヨーロッパでのレースです。コースとの相性も良く、1周目は20番台でクリア、しかし2周目のオフロードに入った区間で激しくスリップし落車。ここで順位を落とし、36位でヨーロッパ初戦を終えました。
「下りを飛ばしすぎやった。一度、落車するとそのあとのコーナーも攻めにくくなる。調子が良かっただけに残念に思う」とコメント。


 そして15時からは男子。亡くなった大会関係者への黙祷からレースは始まりました。ワールドカップリーダーのケビンや世界チャンピオン、スティバーが序盤からレースを作ります。そのなかで、初めての日本チャンピオンジャージを着て走る竹之内選手がいいペースで飛ばします。2つ目の大きなパックで力走。最終的には33位でゴールしました。自身のワールドカップ最高位をマーク。この日は明らかにこれまでの走りをは違う迫力が感じられました。これまでベルギーで懸命に走ってきた実績が形になってきているよう。急成長を感じさせてくれる若い日本チャンピオンの今後に注目です。辻浦選手は52位でした。

次戦は、オランダ・ホーガハイデの前日、土曜日のベルギーでのナショナルレースに遠征組参戦予定。そしてナショナルチームに合流します。


UCI Worldcup #Lievin result
men
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1 Zdenek Stybar (Cze) Omega Pharma-Quick Step 1:03:47
2 Kevin Pauwels (Bel) Sunweb-Revor 0:00:16
3 Radomir Simunek (Cze) BKCP-Powerplus 0:00:30
4 Sven Nys (Bel) Landbouwkrediet 0:00:44
5 Francis Mourey (Fra) FDJ-Big Mat
33 Yu Takenouchi (Jpn) 0:03:17
52 Keiichi Tsujiura (Jpn) Team Bridgestone Anchor   -6laps

women

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1 Marianne Vos (Ned) Rabobank Women's Team 0:39:30
2 Daphny van den Brand (Ned) AA Drink - Leontien.nl 0:00:48
3 Katherine Compton (USA) Rabobank-Giant Off-Road Team 0:01:14
4 Caroline Mani (Fra) CC Etupes 0:01:19
5 Helen Wyman (GBr) Kona Factory Racing 0:01:20
 34 Ayako Toyooka (Jpn) -1laps
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more pics
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